スマホの写真を整理する前に、まずこれをやってほしい

スマホの写真を整理する前に、まずこれをやってほしい

この記事はこんな人に向けて書いた:

スマホの写真が増えすぎて整理できない、iCloudの課金をどうにかしたい、でも大事な写真は消したくない——そんな人。

 

写真を整理しようとして、10万円かけた話

写真を整理しようと思ったことがある。
きっかけはiCloudの毎月の課金だった。じわじわ値上がりして、気づいたら無視できない金額になってた。「もうクラウドに縛られるのやめよう」と思って、NAS(自宅のネットワーク対応ストレージ)を導入した。初期投資は10万円くらい。

課金はやめられた。写真は随時アップロードできるし、消えることもない。スペックだけ見れば大成功。
でも、根本の問題は何も解決していなかった。

 

保存したのに、存在しないのと同じだった

写真は増え続けた。何千枚もある。でも「何を残すべきか」がわからない。というより、撮ったこと自体を忘れてた。NASにも、iPhoneにも、ちゃんと保存されてる。なのに、見ない。存在しないのと同じ状態。

スマホ写真の整理に取り組もうとするたびに手が止まった。「これは大事か?」「これは消していいか?」——判断できなくて、また閉じる。その繰り返し。
写真を整理するって、思った以上に消耗する。

 

問題は「量」じゃなかった

ある時気づいた。整理しようとすること自体が、問題のすり替えだったかもしれないと。
「大事な写真はどれか」と問いかけた瞬間に、5000枚全部が選考対象になる。5000人の面接官になる。そりゃ疲れる。途中で投げ出したくなるのは当然だった。

でも本当に必要なのは、審査じゃなかった。

 

写真は「残すもの」じゃなくて「使うもの」だった

写真をマグネットにしてみたとき、選んだのは別に「特別な写真」じゃなかった。なんとなく好きな一枚。大したことない日常の一コマ。

でもそれを毎日目に入る場所に貼ったら、何かが変わった。
その写真を「覚えている」ためじゃなくて、そこからいろんなことを思い出すきっかけになった。

この写真を撮ったとき、隣に誰がいたか。どんな会話をしてたか。その後どこへ行ったか——「あ、そういえばあんなこともしたな」という連鎖が始まる。

写真そのものじゃなくて、写真が引っ張り出してくれる記憶が、本当に残したいものだったんだと思った。

写真は記録するものじゃなく、きっかけになるものだった。

 

スマホ写真の整理より先にやること

だから整理は後でいい。今すぐやるとしたら、一つだけ。

スマホの中から「なんとなく好きな一枚」を選んで、目に入る場所に出す。

完璧な一枚じゃなくていい。大事な写真じゃなくていい。なんとなく見ると落ち着く、なんとなく好き——それだけでいい。冷蔵庫でも、デスクでも、玄関でも。毎日目に入る場所であればどこでもいい。

そうすると何が起きるか。スマホの奥で眠ってた記憶が、急に息を吹き返す。そして自然と「この写真も出したいな」という感覚が出てくる。5000枚を審査するんじゃなくて、「出したい写真」が先に決まってくる感覚。

整理の基準は、後からついてくる。

 

余談

NASの10万円、お得だったかどうかは今でもよくわからない。笑
iCloudの課金はやめられた。写真は消えなくなった。でも「見る写真」は一枚も増えなかった。結局、写真は保存するためじゃなくて、使うためにあったんだと思ってる。

 

「目に入る場所」に写真を出す、一番かんたんな方法

スマホの写真を印刷して飾るのって、意外とハードルが高い。現像に行く時間もないし、フレームを買ってきて飾って——となると、また先延ばしになる。

この経験をきっかけに始めたのが、MAGME という写真マグネットのサービス。
スマホで選んで注文するだけで、マグネットになって届く。冷蔵庫にそのまま貼れる。フレームもいらない。壁に穴も開けない。

何より、貼り替えが気軽にできる。気分が変わったら別の写真に変えればいい。「完璧な一枚を選ばなきゃ」というプレッシャーがない。

整理より先に、まず一枚を目の前に出してみてほしい。

それだけで、写真との関係がちょっと変わる。

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